エルミタ的「一点突破」PCケース編 Vol.9
2013.07.08 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
ボトムパネル同様、フラットなアルミニウム板で作られたリアパネル。まず目につくのは電源ユニットマウント用の開口部だ。右上部にレイアウトされたこの穴から、電源ユニットは縦マウントである事がわかる。さらにバックパネル用の穴、さらに小口径冷却ファン2基が標準搭載され、さらに右下にも増設スペースらしき穴も用意されている。
なお拡張スロットはMini-ITXでは標準的な2段で、その下部には給電用電源コネクタとSATAポートが各1口埋め込まれていた。これは後ほど確認する必要があるだろう。
両サイドパネルは例のヒートシンク形状面を採用する。これでわざわざ背面を覗き込まなければ、全面4.5mm厚のアルミニウムパネルのMini-ITXケースに見えるワケだ。ちなみにマザーボードトレイ表と正対する左サイドパネルには、上下段に通気口が設けられている。ネジ留めされたサイドパネルを外し、裏面を確認すると通気口部には防塵用とおぼしきスポンジが接着されていた。
左サイドパネル上部をよく見ると、「OPEN」と書かれた透明シールが貼り付けられていた。どうやらネジ留めされたサイドパネルを引き出し易くする配慮のようだ | |
左サイドパネル上下段には、通気口と防塵フィルタが装備されている。なおフィルタはスポンジのような材質のやや厚手のもので、直接接着されている |
フロントアクセスポートは、前面左上にレイアウトされる。上からUSB3.0×1、マイク×1、ヘッドフォン×1、USB2.0×1。Mini-ITXケースだけに、最低限のシンプルな構成だ。
シンプルなフロントアクセスポートレイアウト。最上部はPOWERスイッチだ |
少々変わった装備品として、リア下部にSATAポート×1と電源4pinコネクタ×1が搭載されている。製品サイトには、CD-ROMが素っ裸で接続されているイメージ画像が掲載されており、SATA HDD等も手軽に使用できるというワケだ。
頻繁に使わずとも、あれば便利そうな外部SATAポート×1と電源4pinコネクタ×1。ちなみにこれを使うには、4pinペリフェラル→SATA変換ケーブルを別途用意しなければならない |