エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.247
2013.07.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは各種ベンチマークソフトを使い、「GV-R779OC-2GD」のパフォーマンスを検証していく。比較対象には、リファレンスクロックのRadeon HD 7750とRadeon HD 7770を用意。さらにGIGABYTE製チューニングユーティリティ「OC GURU II」を使い、「GV-R779OC-2GD」をリファレンススペックを再現した状態でも計測を行なっている。なお、詳細なテスト環境は以下の通り。
「OC GURU II」を使い、GPUコアクロックをリファレンススペックの1,000MHzに調整した状態でも計測を実施した |
まずは定番3Dベンチマークテスト「3DMark v1.1.0」によるパフォーマンスチェックから。テスト項目にはDirectX 11の機能をフル活用した「Fire Strike」を選択。プリセットは、最高レベルの負荷を想定して「Extreme」でも計測を行なっている。
3DMark v1.1.0「Fire Strike」 | |
3DMark v1.1.0「Fire Strike:Extreme」 |
定格動作との違いを確認すると、「Fire Strike」「Fire Strike:Extreme」とも約4%スコアが向上。コアクロック差(約7%)にはやや及ばないが、チューニング効果はしっかり数字に表れており、カスタムモデルを選択する意義は十分にある。また下位モデルとの比較では、Radeon HD 7770の約1.6倍、Radeon HD 7750との比較では約2倍とまさに圧倒的。7700シリーズで一括りにまとめられているが、Radeon HD 7790は頭ひとつ抜けた性能を備えていることがわかる。