エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.247
2013.07.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて同じく定番の「3DMark 11 v1.0.5」のスコアを確認しておこう。メインストリーム向けということで、プリセットは「Performance」と「Xtreme」の2つを使用して計測を行っている。
3DMark 11 v1.0.5「Performance」 | |
3DMark 11 v1.0.5「Xtreme」 |
チューニングによる効果は「Performance」「Entry」とも約4%で、「3DMark v1.1.0」と同様の結果。下位モデルとの比較では、Radeon HD 7770の約1.4倍、Radeon HD 7750の約1.9倍と、若干差は縮まっているが、依然として大きな隔たりがあり、高解像度・高品質を狙うならRadeon HD 7790一択と言って差し支えない。
ここからはゲーム系ベンチマークを使い、より実際のシーンに近い条件で性能を確認していこう。まずはDirectX 11世代のFPSゲーム代表「LostPlanet2ベンチマーク」だ。解像度設定は1,280×720と1,920×1,080の2パターンで、品質設定は「アンチエイリアス」を“CSAA32X”、それ以外をすべて“HIGH”にセットしてテストを行った。
LostPlanet2ベンチマーク(fps) |
比較的重量級のベンチマークということで、Radeon HD7750/7770では最高画質の快適なプレイは難しい印象だ。一方「GV-R779OC-2GD」は、いずれの解像度でも30fpsを超え、シングルプレイなら問題ないレベル。定格動作との比較では、解像度に関係なくスコアが向上しており、実際のゲームでもカスタムモデルを選ぶ意味がある。
次に、正式サービス開始を来月に控えた、大型MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテストを実施しておこう。テストにあたって品質設定は“最高品質”を選択、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの解像度で計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
「GV-R779OC-2GD」は、1,280×720ドットで最高ランクにあたる“非常に快適”、1,920×1,080ドットでも“快適”と優秀な結果で、高解像度・高画質な設定でも快適なゲームプレイが期待できる。また、Radeon HD 7770も1,280×720ドットで“とても快適”、1,920×1,080ドットで“快適”と健闘しており、価格差によってはこちらを選択するのもアリだろう。
続いて、先月よりWindowsのβテストが開始されている、大型MMO RPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」ベンチマークテストの結果を確認していこう。テスト条件は品質設定を“最高品質”にセットし、こちらも1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの解像度で計測を行った。
ドラゴンクエストXベンチマーク |
ここまで、圧倒的なパフォーマンスを見せてきた「GV-R779OC-2GD」だが、1,280×720ドットでは、CPUがボトルネックとなるためか、Radeon HD 7770との差は約4%と大きく縮まっている。ただし、GPUの負荷が上がる1,920×1,080ドットでは、約15%と格の違いを見せており、高解像度プレイを考えるならやはり「GV-R779OC-2GD」が最もオススメだ。