ハイエンドの看板グラフィックスカード「H797QMC3G2M」

HIS「H797QMC3G2M」 実勢売価税込51,000円前後 製品情報（Hightech Information System Limited）

それではいよいよここからが本題。本レビューで取り上げるグラフィックスカード2製品を概要からご紹介していこう。トップバッターは、Radeon最上位のRadeon HD 7970 GHz Editionを搭載するハイエンドモデル「H797QMC3G2M」だ。
　スペックはリファレンスに準拠したもので、ベースクロック1,000MHz、ブーストクロック1,050MHz。メモリバス幅は384bit、メモリクロック6,000MHzでGDDR5 3,072MBのビデオメモリを実装する。とはいえリファレンススペックと侮るなかれ。最新世代の静音・高冷却クーラー「IceQ X2」と「iPower」基板を併せ持ち、ユーザー自身によるチューニングにも高いポテンシャルが期待できる。

	ハイエンドではやや控えめな部類に入る、「H797QMC3G2M」の細長いパッケージ。強力なポテンシャルを誇る「iPower」のロゴシールもフロントに飾られている
主に「IceQ X2」クーラーのトピックが記載された裏面。内部にはCrossFireブリッジや変換アダプタのほか、「CRYSIS 3」のゲームクーポンが同梱されている

出力インターフェイスはDual-link DVI-I×1、HDMI×1、Mini Display Port×2で、AMD Eyefinity 2.0テクノロジーによる4画面出力もサポートする。PCI-Express補助電源は8pin×2仕様。なお、製品にはFPSゲーム「CRYSIS 3」が無料でダウンロードできるクーポンコードが同梱。購入後すぐにプレイしてパフォーマンスを実感することができる。