エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.252
2013.07.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まずは定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」による計測から。計測用プリセットには、ハイエンドクラスのグラフィックスカードの性能をフルに活かすDirectX 11対応の「Fire Strike」を選択。さらに最高レベルの高負荷環境を想定し、「Fire Strike」の“Extreme”プリセットでも計測を行なった。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
やや高めの“リファレンス仕様”ながら、出荷時クロックと“OC Mode”ともに健闘。「Fire Strike」では総合スコアで最大27%、Graphic Scoreで最大8%と大差をつけている。より負荷の高い“Extreme”プリセットでも動作クロックの違いは影響大で、“OC Mode”はリファレンス比8~10%ほどスコアが上回った。メーカーチューニングの恩恵はもちろん、安定してオーバークロックに挑戦できる「N780GTX Twin Frozr 4S OC」のメリットがうまく生きている。
次にテストするのは、テッセレーションを駆使したDirectX 11完全対応の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」だ。プリセット設定は“Basic”に加え、高負荷をかける最上位の“Extreme”を選択。最新の3D環境におけるパフォーマンスをチェックする。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
いずれも素晴らしいスコアをたたき出しているのは、さすがGTX 780といったところ。最高負荷の“Extreme”プリセットでもAverage FPSにおいて60FPS以上を難なくマークしている。また、リファレンスと“OC Mode”との比較ではAverage FPSで6%、Max FPSで5%ほどとまずまずのスコア差を確認。ゲームプレイの最中に多少のもたつきを感じる場合は、“OC Mode”にスイッチしてみるのも効果がありそうだ。