エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.253
2013.07.31 更新
文:GDM編集部 池西 樹
“PLEXTORブランドのSSDは長期使用でも本当にパフォーマンスが低下しないのか?”をテーマに、PLEXTOR SSDの国内正規代理店、株式会社リンクスインターナショナルの広報担当 阪口氏の協力によりスタートした長期ロードテスト。いよいよ今回が最終回。換装からちょうど1年が経過した「PX-256M3P」だが、最後のパフォーマンスチェックを初めていくことにしよう。
編集部PC「ATTO Disk Benchmark 2.47」スコア | |
編集部PCのディスク使用率(左)と阪口氏PCのディスク使用率(右)。阪口氏のPCでは、データ使用量が80%を超え、空き容量が約40GBとだいぶ少なくなっている | |
「CrystalDiskMark 3.0.2c」(ランダム:1000MB)スコア | |
SSD使用時間(総合計) | |
1ヶ月間のSSD総書き込み量 |
換装から1年。使用時間・書き込み量とも大幅に増加し、いずれのSSDも内部的にはかなり“ダーティ”な状態になっているのは想像に難くない。にも関わらず、阪口氏PC、編集部PCいずれもパフォーマンスに大きな変化なく、PLEXTORの独自機能True Speed Technologyが、役割をしっかりと果たしていることが証明された。またトラブルもなく、無事最終回を迎えることができたその耐久性や安定性の高さについて、素直に賞賛したい。
この1年間、「M5 Pro Extreme」シリーズをはじめ、各メーカーから最新モデルがぞくぞく登場し、最速の座は譲っているものの、性能的にはまだまだ現役。今後もしっかりと起動ドライブとして働いてもらおう。
最後に、最終回を迎えるにあたり、長期レビューにご協力頂いた阪口氏にもひと言頂戴したので、ご紹介しておこう。
「一貫したパフォーマンスを維持する『速度低下の抑制』をポイントに、昨年3月1日に発売が開始された『M3 Pro』シリーズですが、1年間という長期ロードテストを行うにあたり、ある程度のパフォーマンス低下は覚悟していました。しかし、最終回では80%を越える容量を使用しているのにもかかわらず、ベンチマーク・使用感とも変わることがなく、当初の心配はまったくの杞憂に終わりました。この結果に、正直驚いていると共に、『M3 Pro』シリーズ、ひいてはPLEXTOR製SSDの持つ、本当の実力を実感することができました。また1年間のロードテストにお付き合いいただいた皆さん、本当にありがとうございました。」