「H87 Performance」実動チェック開始

ここからは「H87 Performance」を実際に動作させて、その実力を検証していくことにしよう。検証用CPUには倍率ロックフリーのCore i7-4770Kを用意し、セッションの後半では「Non-Z OC」機能によるオーバークロックにも挑戦している。なおテスト環境については以下の通り。

“Fatal1ty”カラーで統一された専用UEFIを搭載

「H87 Performance」では、“Fatal1ty”カラーで統一されたインタラクティブなUEFI「Fatal1ty UEFI Setup Utility」を搭載している。OSと同様の操作感を実現するため、マウス操作に最適化。さらに各項目の設定方法を紹介する簡易チュートリアル「UEFI Guide」も用意され、初心者でも戸惑うことなく使用できる。
またPCにUSBメモリを接続しておけば、F12キーでスクリーンショットの取得も可能だ。煩雑になりがちなUEFI設定を簡単に保存できる便利な機能だけに、覚えておくといいだろう。なお各項目は、UEFIのバージョンアップによって変更される可能性がある点には留意してほしい。

真紅の“Fatal1ty”カラーで統一されたUEFI。マウス操作に最適化されたUIは扱いやすく、動作も軽快だ
オリジナルキャラクタが項目を紹介してくれる「UEFI Guide」機能
「Non-Z OC」やCPUコア周波数など、オーバークロック設定が並ぶ「OC Tweaker」画面
メモリクロックは、800MHz/1066MHz/1333MHz/1400MHz/1600MHzの5段階。Intel XMPの項目もなく、オーバークロックメモリを搭載した場合でも定格運用になる
「DRAM Configuration」画面では、メモリタイミングの詳細設定が可能
「Advanced」画面では、CPUやチップセットに内蔵される各種機能の有効/無効が設定できる
ASRockおなじみのユーティリティがまとめられた「Tool」画面。UEFIのバックアップやアップデートもこちらから行うことができる
PCステータスをリアルタイムに確認できる「H/W Monitor」画面
高機能なファンコントロール機能も搭載され、別途ファンコントローラを用意する必要はない