エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.263
2013.09.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは、実際のゲームベンチを使用して「N760GTX HAWK」のパフォーマンスをチェックしていく。最初に計測を行ったのは、8月から正式サービスが開始された大型MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテスト第2弾。品質設定のプリセットは“最高品質”にセットし、解像度を1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切り替えてテストを行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
フルHD解像度の“最高品質”でも、「N760GTX HAWK」による快適プレイはまったく問題なし。とはいえゲームベンチはCPUを含めた総合パフォーマンスが問われるため、低解像度ではスコア差が3%ほどとやや物足りない。その点フルHD環境では5%にまで開いているため、オーバークロックはグラフィックスカードの働きが大きくなる高負荷設定でこそ効果がある。重たいシーンでもたつきを減らしたい場合は、チューニングでパフォーマンスを盛ってみるのも悪くなさそうだ。
続いてはこちらも人気のオンラインタイトル「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテスト。品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセットし、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンの解像度でテストを行った。
ファンタシースターオンライン2ベンチマーク |
正直“ツルシ”の状態でも快適プレイに支障はなし。ただし負荷が軽いテストのため、オーバークロックの効果を読み取るには向いている。結果も動作クロックが素直にスコア差に現れており、低解像度で7%、フルHD解像度で9%前後“OCバージョン”が優速なようだ。さらにオーバークロック設定を突き詰めれば、もっと派手な数字を見ることもできるだろう。
「N760GTX HAWK」には「バイオハザード6」のダウンロードクーポンが付属しているだけに、リッチなプレイ環境は約束されていると言っていい。とはいえ動作クロックの差はどのていど数字に出てくるのか、設定を最高品質にセット(初期設定ママ)して計測を行ってみよう。解像度はこれまで同様、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
バイオハザード6ベンチマーク |
ややスコアが近いのは、CPUがボトルネックになっているせいと思われる。それでもより高負荷なフルHD解像度環境では約5%とまずまずの差がついており、実際のプレイシーンにおいても恩恵があるはずだ。CPUなど他のパーツのアップグレードが難しい場合は、グラフィックスカードのオーバークロックで多少パフォーマンスを盛ってあげる手もある。