エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.269
2013.10.11 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ブラックとレッドで構成される「Rampage IV Formula」は「Carbide Air 540」に組み込むと実にお似合い。搭載後の佇まいもカッコイイ |
採用マザーボードは、ASUSTeKのゲーミングブランド「R.O.G.」シリーズに属する、「Rampage IV Formula」(Intel X79 Express)だ。オーバークロック状態の連続稼働を想定した電源回路には「Extreme Engine Digi+ II」を搭載。電力特製や耐久性の高さが特徴で、コンデンサには105℃環境において一般の固体コンデンサの5倍となる高寿命を誇る「ニチコンGT」シリーズを使用(-70℃~125℃までサポート)。NexFET Power Block MOSFETや50Aに対応するBlack Metallic Chokeを採用する。さらにスイッチングクロックを300kHz~1100kHzの範囲で調整可能だ。
Ivy Bridge-E運用には最適なハイエンドモデル「Rampage IV Formula」 |
また、ゲーマー向けオーディオ「SupremeFX X-Fi III」を搭載。基板上をデジタルエリアとアナログエリアに分割し、オーディオ関連の部品や配線をアナログエリアに集約させることでノイズの影響を最小限に抑える設計も特徴のひとつ。金メッキ仕様のオーディオ端子採用などの配慮にも抜かりはない。
その他、ネットワークゲーム向けに優れたスループット性能と省電力性能を発揮するIntel「82579V Gigabit Ethernet PHY」チップの採用、ネットワーク通信データの内、ゲームデータの優先度を上げる「Game First」、グラフィックスカードの電力不足を補う「EZ Plug」などを備える。
なお「G-Master Vengeance」では「Rampage IV Formula」のほか、堅牢性を最重視した「SABERTOOTH」シリーズより「SABERTOOTH X79」も選択可能。DDR3 DIMMスロットが8本用意されるため、メモリ容量にこだわりたい人はこちらをチョイスしてもいいだろう。
高耐久をウリとするASUSTeK「SABERTOOTH X79」。メモリスロットは8本で、Intel X79 Expressの特徴をより活かすことができる |