X79に最適化されたDDR3メモリ「VENGEANCE」シリーズ

　「G-Master Vengeance」標準採用の「Rampage IV Formula」は、DDR3スロットを4本備えるIntel X79 Expressプラットフォームだけに、DDR3 16GB（4GB×4枚）クアッドチャンネルキットの「CMZ16GX3M4X1866C9」はまさにベストチョイス。
　採用モジュールは、厳密なテストと選別検査を実施したものだけを選定。各機器との相互運用性や各ICの高周波性能、低レイテンシ性能のテストを徹底的に行い、厳しい基準をクリアしている。なお、メモリ規格はPC3-15000（DDR3-1866）で、転送クロックは1866MHz、CASレイテンシは9-10-9-27で、定格電圧は1.50V。
　さらにDDR3 32GB（8GB×4枚）にアップグレードにしたければ、「Vengeance Pro」シリーズのクアッドチャンネルメモリキット「CMY32GX3M4A1866C9」を選択することができる。

CPUソケットを挟み込むように配置される2本+2本のDDR3 DIMMスロット

マルチグラフィックスまで考えたCORSAIR「HX750」の採用

80PLUS GOLD電源ユニット「HX750」。サイコムBTOでは採用実績の高い「PROFESSIONAL SERIES」に属する製品だ

マルチグラフィックスまで視野に入れる「G-Master Vengeance」の標準採用電源は750Wの「HX750」だ。+12Vを重視したシングルレーン仕様で、62Aの強力な出力を実現。1次側コンデンサは耐久性と安定性に優れる日本メーカー製105℃電解コンデンサを採用。さらに最高レベルの変換システムと発熱を抑えた回路設計によって、過酷な環境でも出力低下なく安定した性能を発揮することができる。
　また、搭載ファンは140mm口径のダブルボールベアリングタイプで、ファンコントロール機能により静音性を確保。ケーブルはATX 20+4pinと12V 4+4pinが直結式、それ以外を着脱式にしたセミプラグイン方式を採用する。
　外形寸法はW150×D180×H86mm。「Carbide Air 540」では奥行き200mmまでの電源ユニットをサポートするため、プラグインコネクタの長さも考慮しても十分余裕はある。特異な内部設計から縦置きマウントが採用されており、サイドパネル部には吸気用の通気孔が設けられている。

電源ユニット搭載スペースは、右側面下部。縦マウントレイアウトが採用されているため、電源ユニット底面にあたるサイドパネル部分には通気孔が設けられている