エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.269
2013.10.11 更新
文:GDM編集部 Tawashi
「G-Master Vengeance」の成り立ちや特徴に至るまで解説してきたが、その魅力は十分伝わったことだろう。ここからは評価機を実際に動作させ、パフォーマンスや冷却能力など各種ベンチマークテストにより検証していく。
まずはCPUのパフォーマンスをチェック。定番のCGレンダリングソフトである「CINEBENCH R11.5」を使い、Ivy Bridge-Eベースの最新CPUである「Core i7-4930K」の実力を確認する。
CINEBENCH R11.5(pts) |
結果は申し分なし。Ivy Bridge-Eの性能を活かした6コア12スレッドのフルスレッド動作となるマルチコアテストでは、11ptsオーバーという好成績を記録した。エンスージアスト向けのプロセッサとして、様々なシーンにおいて十分なパフォーマンスを発揮してくれることだろう。
お次は定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」による計測を実施する。「G-Master Vengeance」の評価機が搭載するグラフィックスカードは、ハイエンドモデルのGeForce GTX 780ということで、プリセット設定はDirectX 11をフル活用した「Fire Strike」と、最高レベルの高負荷環境を想定した「Fire Strike」の“Extreme”プリセットをチョイスしている。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
シングルGPUとしては限りなく最上位に近いGeForce GTX 780だが、テストでも非常に優秀なスコアを記録。総合結果は「Fire Strike」で8,615、「Fire Strike」(Extreme)で4,338と、高いスコアをマークした。今後発売される最新ゲームのプレイも、しばらくは問題ないだろう。将来的にNVIDIA SLIによるマルチグラフィックスも視野に入れれば、さらに長く使うこともできるはずだ。
次にハードウェアテッセレーションを駆使したDirectX 11対応のベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」で計測を行う。プリセット設定は“Basic”に加え、より高負荷な“Extreme”を選択。GeForce GTX 780の実力が遺憾なく発揮されたテスト結果は以下の通りだ。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0(fps) |
比較的負荷の軽い“Basic”はもちろん、重量級の“Extreme”でもAverage FPSが60fpsを超えているのはさすがの一言である。