新作「CM 690 III」の外観スタイルチェック

ここからは市場からの期待も大きい、第3世代に移行した「CM 690 III」の外観スタイルからチェックを進めていこう。
　冒頭でも触れたように、「CM 690 III」の外観は前作から小幅なデザイン変更に留められ、そのシルエットは歴代「CM 690」シリーズを踏襲。細かいサイズの違いはあるものの、角のカーブやフロントからリアまで伸びるシルバーモールをアクセントとした特徴的なデザインはそのまま受け継がれている。

フロントから左サイド。トップ部に目新しさは感じるものの、前作ユーザーでなければ、その違いを言い当てる事ができないかもしれない。「CM 690」シリーズの意匠は、3世代目までしっかりと受け継がれている

フロントから右サイド。サイドパネルがリア方向に向かって一段膨らんでいる事が分かる。外観上のデザインのみならず、マザーボードトレイ背面にケーブルを引き回すための空間が確保されているワケだ

左サイドからリア。大きく開いた通気孔は、増設ファンスペース。現時点アクリル窓付サイドパネルの用意はない

右サイドからリア。この角度からは例の膨らみがよくわかる。必要箇所だけの出っ張りに留める事で、全体のシャープな印象は保たれている

フロントパネル

歴代「CM 690」シリーズで共通するメッシュ仕様のフロントパネルはプラスチック製。シャーシは合計6つのツメで固定されている。スイッチやフロントI/Oはシャーシトップ部にあるため、フロントパネルからのケーブル類の接続は一切されていない。そのため、取り外したパネルの取り扱いはし易い。

フロントパネル両サイドには合計6つのツメがあり、PCケース内部よりリリースする。つまり着脱には両サイドパネルを一旦取り外す必要がある
ドライブベイより下はフロント吸気ファン用の通気孔。目の細かい内部固定のフィルタは、フロントパネル部にツメで固定されており、取り外した状態で付着したホコリの除去ができる