エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.272
2013.10.24 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
今ではほとんどのメーカーがリリースしているオーバークロックツール。ZOTACもまた、オリジナルのユーティリティ「FIRESTORM」を公開している。NVIDIA GeForceシリーズに向けた専用ツールで、これがなかなかに使い勝手がいい。ここでは各メニューを総覧し、インターフェイスや設定項目をチェックしていこう。
さて、いよいよここからは実際に「GTX 780 AMP Edition」を動作させ、パフォーマンス面の検証を行っていこう。出荷時からGTX 780最高峰のクロックを誇るだけに、さらなる“伸びしろ”も気になるところ。まずは「FIRESTORM」にてオーバークロックを試し、出荷時クロックとの2本立てで各種ベンチマークテストを行っていきたい。
早速オーバークロックを試みたところ、コアクロックが1,156MHz、メモリクロックが6,508MHzまでアップ。高負荷時にはブーストクロックが1,215MHzまで上昇していた。なお、コア電圧は10mVの昇圧を行っている |
早速「FIRESTORM」の「CLOCKS」にてクロック調整を行ったところ、10mVの昇圧で出荷時から150MHz上回る1,156MHz(リファレンス863MHz)、メモリクロックは300MHzアップとなる6,508MHz(リファレンス6,008MHz)へと問題なくオーバークロックできた。ブーストクロックもまた156MHzアップの1,215MHzに達し、ベンチマークでのスコアに好影響が期待できる。
なお、「GTX 780 AMP Edition」以外のテスト環境については以下の表を参照していただきたい。
出荷時クロックの挙動も「FIRESTORM」のモニタリング機能でチェック。ブーストクロックは公称を上回る1,071MHz、メモリクロックは6,210MHzで動作している。一方、アイドル時はコア324MHz、メモリ648MHzへとクロックが低下していた |