エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.278
2013.11.11 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて編集部に届けられた「PASSANT i7AZ8N78-X」をベースに、搭載パーツを詳細に確認していくことにしよう。長時間のゲームプレイを考慮した、フェイスブランドのこだわりを感じることができるはずだ。
2枚のグラフィックスカードや厚みのある水冷ラジエターが目を引く内部構造。エアフローを邪魔しないように、ケーブル類は綺麗にまとめられていた |
「PASSANT i7AZ8N78-X」に搭載されるCPUは、Haswell世代の上位モデルCore i7-4770(4コア/8スレッド/定格3.40GHz/TB時3.90GHz/L3キャッシュ8MB)。最上位モデルCore i7-4770Kとの違いは小さく、一般的な運用であればパフォーマンスが不足することはないだろう。またBTOメニューには8種類のCPUが用意され、省電力向けやOC向けのプロセッサに変更することができる。
豊富なBTOメニューが用意される「PASSANT」シリーズ。CPUはCore i7-4770を始め4種類から選択できる |
そして安定した冷却を行うためフェイスが選択したのが、Cooler Master製オールインワン水冷キット「Seidon 120XL」だ。CPUヘッドには2倍の表面積を持つ“超微細マイクロチャンネル”を採用。さらに38mmの厚型ラジエターに120mmファン(回転数600~2,400rpm±10%/風量19.17~86.15CFM±10%/+風圧0.31~4.16mmH2O±10%/騒音値19~40dBA)をデュアル搭載させ、高い冷却性能を実現している。
38mm厚のラジエターに120mmファンをデュアル搭載したCooler Master「Seidon 120XL」 |
デジタル回路「DIGI+VRM」を搭載するATXマザーボード「Z87-A」。先日提供が開始されたWindows 8.1にも正式対応する |
搭載マザーボードは、ASUSTeKのATXフォームファクタモデル「Z87-A」。Intel Z87 Expressチップを採用したスタンダードモデルで、電源回路には電力効率が高く、安定性に優れた新世代デジタル回路「DIGI+VRM」を備える。さらにシステム全体の電力制御を行う「EPU」と、チューニング関連の制御を行う「TPU」の2つのカスタムチップを搭載。定格からオーバークロックまで幅広い運用に対応する。