エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.278
2013.11.11 更新
文:GDM編集部 池西 樹
Cooler Masterの人気ミドルタワーPCケースの3代目「CM 690 III」。トップやサイドにも通気口が用意され、良好なエアフローを実現 |
そして「PASSANT i7AZ8N78-X」を構成するハイエンドパーツを収納するのは、Cooler Masterの最新ミドルタワーPCケース「CM 690 III」。フロントとトップパネルをメッシュ仕様にすることで、通気性を確保。さらに冷却ファンは、フロント200mm×1基(標準)、リア120mm×1基(検証機では120mmラジエターに換装済み)、トップ200×1基または140/120mm×2(オプション)、底面120mm×1(オプション)、サイド200mm×1(検証機では増設済み)の合計9台まで実装でき、発熱の高いマルチグラフィックスに十分耐えうる冷却性能を備えている。
サイドパネルには口径200mmのクリアファンCooler Master「A20030-07CB-3MN-F1 」を搭載。グラフィックスカードに外気を直接吹き付ける事ができる |
また拡張の高さも特徴で、ドライブベイレイアウトは5.25インチオープンベイ×3、2.5/3.5インチシャドウベイ×7(4+3)、2.5インチシャドウベイ×3。グラフィックスカードは標準で全長312mm、シャドウベイを取り外せば全長423mmまで実装できる。その他、大型のCPUクーラー用ホール、着脱可能な防塵フィルター、水冷ホース用ホール、広い裏配線スペースなど、メンテナンス性にこだわったギミックが多数実装される。
拡張スロットは横7段+縦1段の計8段。エアフローを考慮して、ブラケットはいずれも通気孔仕様 |
OSの起動やゲームのロード時間短縮など、PCの快適さを追求する上でSSDは欠かせない存在。「PASSANT i7AZ8N78-X」では、標準でSAMSUNG「SSD 840」シリーズ「MZ-7TD120B/IT」(120GB)が搭載され、SAMSUNG「SSD 840 EVO/Pro」やPLEXTOR「M5S/Pro」、Intel「SSD 335/520」などの人気モデルがラインナップ。パフォーマンスや容量にこだわるなら、RAID 0(ストライピング)構成を選択するのもいいだろう。
SSDの容量は120GBから512GBまで選択可能。RAID 0(ストライピング)構成なら1TBの大容量ドライブにも対応する | |
起動ドライブはTLC NANDフラッシュを採用するSAMSUNG「MZ-7TD120B/IT」。公称転送速度はシーケンシャル読込530MB/sec、書込130MB/sec、ランダム読込86,000 IOPS、書込32,000 IOPS |
データドライブとして搭載されていたのは、Seagate製3.5インチ2TBモデル「ST2000DM001」(SATA3.0/7,200rpm/64MB)。さらにカスタマイズメニューには、耐久性の高いNAS用ドライブWestern Digital「WD Red」シリーズも用意されていた。
SSD、HDDの増設は「SSD/HDDコンボトレイ」を採用したツールフリー仕様。自分でドライブを増設する場合でも、簡単に取り付けることができる | |
データドライブは回転数7,200rpmのSeagate「ST2000DM001」。公称転送速度は最大210MB/sec、平均156MB/sec |