エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.279
2013.11.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE「GV-R928XOC-3GD」 実勢売価38,000円前後 製品情報(日本ギガバイト/CFD販売株式会社) |
今回取り上げる「GV-R928XOC-3GD」は、3連ファンを備えたオリジナルクーラー「WINDFORCE 3X」を搭載するRadeon R9 280Xカスタムモデル。ヒートシンクには、空気の流れを最適化する特許技術“Triangle Cool Technology”が採用され、基板全体に風を送り込むことで、GPUコアのみならず、VRMやメモリなども効率よく冷却。これにより長時間のゲームプレイでも安定動作を可能にしている。
本体をサイドから確認すると、基板全体を覆うように大型のヒートシンクが搭載されているのがわかる |
またGIGABYTE独自品質基準「Ultra Durable(TM) VGA」準拠による高品質設計も特徴だ。PCBには電気抵抗の少ない「2オンス銅箔層」を採用することで、放熱効果を向上。さらに電源回路には、高効率で発熱の低い「低RDS(on)MOSFET」や「フェライトコアチョーク」を搭載させ、GPU以外から発生する熱を大幅に低減している。
電源回路には「低RDS(on)MOSFET」(左)や「フェライトコアチョーク」(右)など高品質なコンポーネントを採用 |
これらの高い冷却性能を生かし、コアクロックはベースクロック1,000MHz、ブーストクロック1,100MHz(リファレンス1,000MHz)にチューニングされたオーバークロック仕様。それ以外のスペックはリファレンス準拠で、ストリームプロセッサ数2,048基、メモリクロック6,000MHz、メモリバス幅384bitで、GDDR5 3GBメモリを搭載する。なお基板上にはCrossFire Xコネクタが2基実装され、最大4枚までのマルチグラフィックス環境もサポートされる。
「GPU-0.7.3」の結果。アイドル時はコアクロック300MHz、メモリクロック150MHzまで動作クロックが下がり消費電力を抑えることができる |