エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.280
2013.11.18 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
すでにクーラント液を抜き、1日放置で乾燥させた状態の「LIQTECH 120X」を、さらにバラバラにしていく。お次はポンプ一体型ウォーターブロック本体の番だ。
銅製ベースプレートを取り外したポンプ一体型ウォーターブロックは、直径約45mmの開口部があり、内部にシリコンゴム製のパッキンが装着されている。まずはこれを剥がしてみよう。
よくあるスマートフォン用シリコンカバーのような素材のパッキンを取り外す。受け側のプラスチック部品同様に成型されているため、なかなかピッタリと上手にはめられている |
次にポンプ部分にメスを入れてみよう。水冷ユニットにとって、極めて重要なポンプの構造は、普段滅多にお目に掛かることはない。一度も動作していない、ピカピカの新品であるオールインワン水冷ユニットを自らの手で分解するのは、筆者も初めての試みだ。受熱ベースプレートとは逆側になる、ENERMAXロゴ入りのアルミニウム製カバーを外し、早速内部を見ていこう。
4本のネジで固定されたアルミニウム製カバーを取り外すと、基板が姿を現した | |
アルミニウム製カバーに装着されていた、ヘクサロビュラねじ。カバー裏面の中心部はスケルトン仕様の円形窓があり、ここからBlueLEDの光が漏れる仕組み | |
円形基板とその外周部はホットボンドで固定。表面実装型LEDも搭載されている |
ここまでくれば後へは戻れず。さらに分解してみる。ポンプ一体型ウォーターブロックのハウジング部分で残るネジは4本。恐らくこれでポンプの駆動部が姿を現すはずだ。