エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.281
2013.11.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは基板上に視点を移し、「Z87M GAMING」の実力を外から眺めていく。まずは信頼性やオーバークロック耐性といった、マザーボードの実力を支える電源周りから。
電源回路は、MicroATXフォームファクタの限られた面積に8フェーズ構成で実装する。搭載パーツは過酷な環境での動作を支える「ミリタリークラス 4コンポーネント」仕様で、コンデンサには背が低く高効率・高耐久のタンタルコンデンサ「Hi-C CAP」と低音動作かつ長寿命な「Dark CAP」、チョークコイルには高品質な「SFC」(Super Ferrite Choke)をそれぞれ採用。過激なオーバークロックにも対応する、安定した電源供給を実現している。
基板右下に位置するドラゴン意匠のヒートシンクに守られているのが、Intel「8」シリーズの最上位チップセットIntel Z87 Expressだ。ヒートシンクはATXモデル「Z87-GD65 GAMING」と似通ったデザインながら、サイズは2/3ほどに小型化した。ちなみにヒートシンク上の「MSIロゴ」は通電中に点灯するという、ゲーミングモデル定番の“光モノ”的ギミックを備えている。
基板右下に実装されている、Intel「8」シリーズ最上位チップセットIntel Z87 Express。MicroATXのゲーミングマザーでZ87搭載モデルは意外に少なく、希少な存在だ | |
マザーボード全体のデザインに一貫性を与えている、ドラゴン意匠のチップヒートシンク。ATXモデルからやや小型化したものの、冷却能力に支障はないだろう |