「Click BIOS 4」の主要項目をチェック

次は「Z87M GAMING」が採用する「Click BIOS 4」を概観していこう。さすが「GAMING Series」向けのUIといったところで、中央にはトレードマークのドラゴンを配置する。マウスで直感的に操作できるため、初心者でも比較的簡単に目的の設定を終えることができるだろう。
　なお、基本的な機能は従来と同じなため、詳細についてはこちらのレビューを参照していただきたい。

中央にドラゴンを配置した「Click BIOS 4」のメイン画面。マウス操作に対応し、ブートドライブもドラッグアンドドロップで設定可能。初期設定状態では、左上の「OC Genie 4 Button」を押してBIOS上から「OC Genie 4」を有効にできる
もちろんお手軽OC機能のみにあらず。さすがゲーミングモデルとあって、詳細なチューニング項目が用意されている。なお、OCプロファイルは最大6つまで登録可能で、USBメモリへのセーブ・ロードにも対応する
メモリの設定項目は最大で3,200MHzまでを用意。メモリタイミングをギリギリまで詰める詳細設定も可能だ
実装したメモリによっては、あらかじめプリセット設定が用意されているものもある	内蔵GPUとグラフィックスカードの連携機能「Lucid Virtu MVP」にも対応している
「Hardware Monitor」画面では現在のファン回転数がモニターできるほか、温度に連動した回転数を定義することもできる	こちらはマザーボードへの接続状況をグラフィカルに確認できる「Board Explorer」画面だ

「OC Genie 4」のワンタッチOCを試す

さて、ここからは「Z87M GAMING」を起動させ、ベンチマークテストによるパフォーマンスチェックに移っていこう。なお、テストにあたっては「OC Genie 4」を使用し、用意したCore i7-4770Kのオーバークロックを実行。DIPスイッチを切り替えつつ、定格クロックに114％動作の「OC Genie Mode」と120％動作の「Gaming Mode」を加えた3パターンの動作クロックで計測を行った。なお、それ以外のテスト環境については下記を参照していただきたい。

	「CPU-Z ver.1.67.0」で定格クロックをチェック。高負荷時には最大3.9GHzで駆動している
「OC Genie Mode」ではクロックが4.0GHzに、「Gaming Mode」では4.2GHzまでクロックが上昇していた