エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.287
2013.12.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
“Zero RPM Technology”によるファンレス動作を確認したところで、ここからは3種類の負荷テストを使い安定性を確認していこう。
まずは定番ストレステスト「OCCT 4.4.0:PowerSupplyTest」から。こちらはCPUとGPUの両方に高負荷をかけることができるため、フルロード時の挙動を確認することができる。
OCCT 4.4.0:PowerSupplyTestによる電圧の変化 | |
OCCT 4.4.0:PowerSupplyTestによる各電圧の最大/最小/平均値 | |
OCCT 4.4.0:PowerSupplyTest実行時の消費電力推移(W) |
消費電力は最大389.8W、平均でも380W前後とかなり負荷の大きいテストということで、+12Vの最大/最小値の変動幅がやや大きい点は気になるところ。ただし、テスト中はほとんど電圧変動がなく波形も安定し、目くじらを立てるほどではない。また+5Vや+3.3Vのブレはほとんどなく、高負荷時でも出力がきわめて安定しているのがよく分かる。
続いては“Zero RPM Technology”の検証でも使用した「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」。計測ではなるべく高負荷の状態を作り出すために、すべてのストレス項目にチェックをいれて、約10分間のストレステストを実施している。
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Testによる電圧の変化 | |
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Testによる各電圧の最大/最小/平均値 | |
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test実行時の消費電力推移(W) |
+12V出力は、「OCCT 4.4.0:PowerSupplyTest」から最大/最小値の変動幅が小さくなり良好な結果。グラフ形状もほぼフラットで、ハイエンド環境でも安定性に問題はない。また+5Vや+3.3V出力も安定しており、ストレージを多く搭載する環境でも安心して使用できる。