エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.291
2013.12.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
続いてはカプコンのサバイバルホラーアクション「バイオハザード6」のベンチマークテストでベンチセッション締めくくろう。品質設定は最高品質(初期設定)で、解像度は同じく1,280×720ドットと1,600×900ドット、1,920×1,080ドットの3パターンを選択した。
バイオハザード6ベンチマーク |
基本的にはすべての解像度で合格ラインといえるスコアをマークした。1,280×720ドットと1,600×900ドットではランクSの「とても快適」、フルHD解像度でもランクAの「快適」となり、プレイに支障がでることはなさそうだ。
最後に、ベンチマーク中における消費電力も合わせてチェックしておこう。本来のノートPCであれば優等生の分野だが、「GS70 Stealth」はハイパフォーマンスCPUとGPUを搭載するゲーミングモデル。果たしてどの程度“大食らい”なのだろうか。「3DMark」“Extreme”プリセットの10分間ループ実行時における最も高い数値を高負荷時、10分間何もせず放置した際の最低数値をアイドル時に設定し、ワットチェッカーによる計測を行った。
消費電力計測 |
120WのACアダプタで駆動する「GS70 Stealth」は、総じてノートPCらしい消費電力に落ち着いたという印象だ。アイドル時は36Wときわめて省電力で、高負荷時でも100W前後。液晶ディスプレイ込みで、なおかつ別チップのグラフィックス搭載という点を考慮すれば、十分過ぎるほど低く抑えられていると言えるだろう。
いかめしいまでにデカく、そして重いというゲーミングノートのイメージは、「GS70 Stealth」が確実に塗り替えてしまった。もちろんパフォーマンスで頂点に立っているワケでは決してなく、さらに上をいく“モンスターノート”も存在するのは確かだ。ただし「ノートPC」としての本分を殺さずに、ゲームをハイクオリティに遊べるだけのスペックをつめ込んだ“高度な妥協”こそがこの極薄・軽量筐体を生み出している。このコンセプトはゲーマーの心にも響いたようで、店頭でも登場時は“瞬殺”になるなど、ゲーミングノートとしては異例の売れ行きだという。実機を触った後であるだけに、なるほどと素直に納得してしまった。
あらゆるゲームを動かせる、まではいかない。それでもミドルレンジのデスクトップPCに匹敵するパフォーマンスと、極薄・軽量デザインを両立した技ありな1台。「GS70 Stealth」はそんな革新的なゲーミングノートだ |
ノートPCという形態をとる以上、デスクトップPCにない軽快な取り回しこそが本来の使命。それでいてゲーミングノートは、“ゲームもできる”ではなく“ゲームのために作られた”存在でなければならない、難しい存在だ。そこへきて「GS70 Stealth」は、その気になればどこにでも持っていけるノートPCらしさと、イマドキのゲームを不満なく動かせるパワーを兼ね備えている。自由に移動するゲーミングマシン、「GS70 Stealth」はまさにそんな1台だ。
いかめしいまでにデカく、そして重いというゲーミングノートのイメージは、「GS70 Stealth」が確実に塗り替えてしまった。もちろんパフォーマンスで頂点に立っているワケでは決してなく、さらに上をいく“モンスターノート”も存在するのは確かだ。ただし「ノートPC」としての本分を殺さずに、ゲームをハイクオリティに遊べるだけのスペックをつめ込んだ“高度な妥協”こそがこの極薄・軽量筐体を生み出している。このコンセプトはゲーマーの心にも響いたようで、店頭でも登場時は“瞬殺”になるなど、ゲーミングノートとしては異例の売れ行きだという。実機を触った後であるだけに、なるほどと素直に納得してしまった。