MSI「R9 290X Twin Frozr 4S OC」 実勢売価74,000円前後 製品情報（エムエスアイコンピュータージャパン株式会社）

AMDファン待望の「Advanced Twin Frozr IV」搭載Radeon R9 290X

今回の主役MSI「R9 290X Twin Frozr 4S OC」は、AMDのフラッグシップGPU Radeon R9 290Xを搭載するカスタムモデル。VGAクーラーには「プロペラブレード」採用の口径100mmファン×2と、「スーパーパイプ」と呼ばれるヒートパイプで構成される「Advanced Twin Frozr IV」をマウント。さらにコンポーネントには、アメリカ国防総省が定める軍用規格「MIL-STD-810G」規格準拠の「ミリタリークラス4コンポーネント」を採用することで、高負荷が長時間掛かるゲームプレイでの安定動作と高い耐久性を実現している。

AMDファンの大きな期待を背負う「Advanced Twin Frozr IV」採用カスタムモデル「R9 290X Twin Frozr 4S OC」

これら優秀なクーラーとコンポーネントに支えられ、OCモード時のコアクロックは1,040MHz（リファレンス1,000MHz）のオーバークロック仕様。さらに専用アプリ「Gaming APP」を使えば定格相当の“SILENT Mode”や、安定性とパフォーマンスを両立させた“GAMING Mode”へワンクリックに変更できるフレキシビリティも兼ね備えている。ちなみに、その他のスペックはリファレンス準拠で、ストリーミングプロセッサ数2,816基、メモリクロック5,000MHz、メモリバス幅512bitで、GDDR5 4GBのビデオメモリが実装される。
　また本製品ではUEFIとBIOSのサポート切り替える「HYBRID BIOSスイッチ」を搭載するのも特徴。UEFI対応マザーボードでは高速なFast Boot機能が有効にできる他、非対応のレガシーマザーボードでも安定した動作が期待できる。こういったマザーボードへの配慮は、PCパーツを総合的に扱うMSIならではの魅力と言えるだろう。

MSI「Gaming Series」おなじみのドラゴンをモチーフにしたパッケージ。外形寸法は実測で343×263×80mm	製品の特徴が記載されたパッケージ裏面。購入する際には必ず目を通しておこう
	付属品はユーザーガイド、ドライバCD、DVI→D-Sub変換アダプタ、6pin→8pin電源変換アダプタ、4pinペリフェラル×2→6pin変換アダプタ、HYBRID BIOSインストールガイド
「GPU-Z 0.7.6」の結果。OCモード時のコアクロックは、1,040MHzへとチューニング済み	アイドル時はコアクロック300MHz、メモリクロック600MHz（150MHz×4）へと下げることで、消費電力を抑える仕組み