エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.304
2014.02.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「Target TDP」を使う準備が整ったところで、その効果を確認していくことにしよう。今回はストレステスト「OCCT 4.4.0:POWER SUPPLY」を使い、フルロード時の消費電力推移と温度を比較することにした。なおパフォーマンスへの影響についてはこちらのレビューに詳しいので、合わせて参照していただきたい。
「定格」時の消費電力推移(W) | |
「65W」設定時の消費電力推移(W) | |
「45W」設定時の消費電力推移(W) | |
「OCCT 4.4.0:POWER SUPPLY」の温度(℃) |
「定格」時は、負荷に合わせて140W~200Wまで消費電力が大きく変動する。一方、「65W」時は一部突出した値も出ているがおおむね130W~160W、「45W」では115Wでほぼ一定になり、設定TDP通り電力消費が抑えられている。またCPU温度も「65W」で7.5℃、「45W」で10.5℃と大幅に低下、内部エアフローが厳しいコンパクトPCでは格段に扱いやすくなるはずだ。
次にAMDのゲーム向けAPI「Mantle」とKaveriの効果について確認していくことにしよう。ドライバには「Catalyst 14.1 Beta Driver」を使い、ベンチマークソフトには「BattleField 4」と「Star Swarm benchmark」の2種類を用意した。
「Catalyst 14.1 Beta Driver」のステータス画面。グラフィックスチップはRadeon R7シリーズとして認識されている |