エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.308
2014.03.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
画像での確認が終了したところで、ここからは「GeForce GTX 750 Ti 2GB TwinCooler」を実際に起動させ、そのポテンシャルをチェックしていくことにしよう。ちなみに今回の検証では、リファレンスクロックを再現した状態でもスコアを計測。出荷時のカスタマイズクロックと比較して、そのアドバンテージについても確認をしている。なおテスト環境の詳細は以下の通り。
コアクロックを定格相当の1,020MHzに変更したところ。ブーストクロックはリファレンスより若干高い1,099MHzに設定され、ベンチマーク中は1,137MHzまで上昇した |
オリジナルクーラー「TwinCooler」に加え、リファレンスでは不要とされる補助電源コネクタで武装された「GeForce GTX 750 Ti 2GB TwinCooler」。安定性を重視して、そのまま使うのも当然アリだが、やはりオーバークロック耐性は気になるところ。そこで今回は謹製ツール「FireStorm」を使い、GPU/メモリクロックのチューニングを試してみることにした。
「FireStorm」を使いGPUとメモリクロックを調整。今回はコア電圧やリミッター設定はそのままでチューニングを行っている | |
GPUコアクロックは1,170MHz、メモリクロックは6,600MHz(1,650MHz×4)まで設定可能。なお高負荷時はGPU Boostによりコアクロックは1,287MHzまで上昇する |
今回の評価機では、コアクロックは+124MHzの1,170MHz、メモリクロックは+1,200MHzの6,600MHzまで安定動作が可能だった。ちなみにリファレンスモデルの消費電力は60W、本モデルでは70Wに設定されており、ピーキーなチューニングを施すとPCI-Expressスロットだけでは電力が不足する可能性がある。補助電源コネクタ非搭載のモデルでは、あまり無理をしないほうがいいだろう
手動オーバークロックを検討しているなら、安定した電源が供給できる補助電源コネクタ搭載モデルを選択しよう |