エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.314
2014.04.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
シングル動作では、ほぼ公称値通りのパフォーマンスを叩きだした「VTX460-25SAT3-240G」。続いて、Intel Z87 ExpressのRAID機能を使い、RAID 0環境を構築して検証を進めていこう。なおドライバには原稿執筆時の最新版「Intel Rapid Storage Technology Driver12.9.0.1001」を使用している。
ここからは「VTX460-25SAT3-240G」を2台使い、RAID 0環境を構築してパフォーマンスを検証する | |
ドライバには「Intel Rapid Storage Technology Driver12.9.0.1001」を使い、Windows上でRAID 0環境を構築している。なお各種設定は初期設定のママとした |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088総合ベンチマーク |
シーケンシャル読込は約5割とやや鈍いものの、シーケンシャル書込と4K-64ランダムアクセスはいずれも約2倍の大幅な伸びを確認。これに伴ない、総合スコアも約8割アップしており、シングル動作とは別次元の性能を発揮している。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
データサイズ50MBの4Kランダムアクセススコア(IOPS) | |
データサイズ50MBの4K QD32ランダムアクセススコア(IOPS) |
ドライバの関係もあるのか、読込についてはデータサイズの影響が大きい点はやや気になるところ。しかし書込については、シーケンシャルで950MB/sec前後、ランダムで700MB/seという圧巻のスコアを計測。またRAID 0環境で低下することが多い4Kパフォーマンスへの影響も少なく、特に書込性能を重視するユーザーにはRAID 0は魅力的な選択肢となるだろう。