エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.321
2014.04.26 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、画像を使い「AM1H-ITX」の検証を進めていくことにしよう。CPUソケットは前述の通り「Socket FS1b」を採用。また「AM1」プラットフォームではクーラーホールも刷新され、現状ではリファレンスクーラー以外の選択肢はない。
メモリスロットは1,600MHz駆動対応の2スロット構成で、最大容量は16GBと必要十分。ただしメモリチャネルはSoC内蔵コントローラの制限により、シングルチャネル動作となるため、AシリーズAPUに比べると帯域幅は理論値で半分に抑えられている。
メモリスロットはCPUソケット側からDDR3_A1、DDR3_A2の並び。シングルチャネル動作のため帯域幅は制限されるが、最大16GBまで増設できる | |
メモリクロックは800~1,600MHzの4段階、メモリ電圧は1.260~1.701Vの8段階調整が可能 |
SATAポートは、SoC内蔵のSATA3.0(6Gbps)×2に加えて、Asmedia「ASM1061」によるSATA3.0(6Gbps)×2の計4ポート。残念ながらRAID機能は実装されないが、最近主流になりつつある、SSD+HDDのデュアルドライブ構成でも光学ドライブを搭載可能。SoCのみの2ポートモデルに比べると、拡張性は格段に向上している。
計4ポートのSATA3.0(6Gbps)を搭載。ポート右にはACアダプタ駆動時に電源を供給するSATA電源コネクタが実装される |
拡張スロットは、PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)、miniPCI-Express×1を搭載。PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)には、当然グラフィックスカードが搭載できるほか、miniPCI-Expressスロットには、Wi-FiやBluetooth機能を備えたワイヤレスモジュールを増設できる。
省スペースPCには嬉しい、miniPCI-Expressスロットを標準装備。別売りとなるがワイヤレスモジュールを増設すれば、無線LANやBluetooth機能を使用できる | PCI-Express2.0(x4)スロットはx16形状のため、グラフィックスカードも搭載可能 |
試しに、手持ちのRadeon HD 7750を装着したところ、特に問題なく認識させることができた |