エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.321
2014.04.26 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからはグラフィックス系ベンチマークを使い、3D性能を検証していく。まずは定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」から。なおプリセット設定は、APIにDirectX 10を使用する「Cloud Gate」と、DirectX 11を使う「Fire Strike」の2種類を選択した。
Cloud Gate | |
Fire Strike |
GPU負荷の軽い「Cloud Gate」では、G1820T比で約6割、A4-6300比で約8割とやや差が大きい印象。しかし、GPUへの負荷が上がる「Fire Strike」では、G1820T比で約8%、A4-6300比でも約10%とその差を一気に詰め、GPUを得意とするAMDの強さを見せつける結果。メモリ帯域でのビハインドを考慮すれば、GPUコア自体の性能はかなり良好と言える。
続いて、実際のゲームシーンを考慮したベンチマークとして、新生エオルゼア キャラクター編”のスコアを確認していこう。品質設定のプリセットは“標準品質(デスクトップ)”と“高品質(デスクトップ)”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行っている。
標準品質(デスクトップ) | |
高品質(デスクトップ) |
省電力向けを謳うAthlon 5350には少々厳しいベンチマークだが、“標準品質(デスクトップ)”の1,280×720ドットなら、標準的な動作が見込まれる“普通”を獲得。サブアカウント用のゲームPCなら十分その役目を果たせるだろう。また他のプロセッサとの比較では、A4-6300には大きく引き離されるものの、G1820Tとの差は“標準品質(デスクトップ)”で約3割、“高品質(デスクトップ)”では約1割と検討している。