エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.322
2014.04.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは「MASTERPIECE i1440」の内部に視点を移し、その詳細を確認していこう。マザーボードやグラフィックスカードは先ほどチェックしたばかりだが、それ以外のパーツは一体どんなモデルがどのように組み込まれているのだろうか。
基本構成ではまだまだ余裕たっぷりな「MASTERPIECE i1440」の内部構造。各種ベイや拡張スロットにも十分な空きがあるため、BTOカスタマイズでさらに増強することもたやすい |
デュアル水冷仕様は「MASTERPIECE i1440」の特徴のひとつだが、CPUクーラーにはCooler Master製「Seidon 120XL」が採用されている。ヘッドに従来モデル比2倍の表面積をもつ超微細マイクロチャンネル構造を導入、冷却効率を増した“厚型サイズ”の120mmラジエターを組み合わせる。
なお、ラジエターをサンドイッチで冷却するファンは、PWM対応のライフルベアリングファン。回転数600~2,400rpm±10%、風量19.17~86.15CFM±10%、風圧0.31~4.16mmH2O±10%、騒音値19~40dBAというスペックで、静音性と冷却性能のバランスの良さが持ち味だ。
水冷クーラーには、120mmサイズの“厚型ラジエター”を採用するCooler Master「Seidon 120XL」を搭載する | |
高いレベルで静音性と冷却性能のバランスがとれている「Seidon 120XL」。デュアルファンでサンドイッチされたラジエターは、フロント方向にマウントされている |
ストレージはSATA3.0(6Gbps)対応の2TB HDD 1台を実装。BTOカスタマイズによりSSDを複数のラインナップから選択できるほか、HDDもメニューから2台を指定可能だ。なお、ケース内には5.25オープンベイ×1、3.5インチシャドウベイ×3、SSD用の2.5インチシャドウベイ×2のブランクが確保されている
基本構成では2TB HDD 1台を実装、カスタムでハイパフォーマンスなSSDも指定できる。なお、HDDベイにはメンテナンス性を考慮し、ツールレスのマウンタが採用されている |
基本構成表によるメモリはDDR3 16GBだが、検証機にはマザーボード最大容量となるDDR3 32GB(PC3-19200)が実装されていた。モデルはKingston「HyperX Beast」シリーズの「KHX2400C11D3/8GX」で、8GB×4枚で32GBを構成する、2,400MHz動作のXMP対応オーバークロックメモリだ。ブラックの大型ヒートシンクを備え、「MASTERPIECE i1440」にもよくマッチしている。
2,400MHz動作に対応する、Kingston製のハイパフォーマンスメモリ「HyperX Beast」シリーズを実装。基本構成は16GBだが、BTOカスタマイズで最大32GBまで増強できる | |
「CPU-Z」にてメモリ情報をチェック。モデル名は「KHX2400C11D3/8GX」となっている |