エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.325
2014.05.12 更新
文:GDM編集部 池西 樹
搭載されるチップセットは、Intel「9」シリーズ最上位のIntel Z97 Express。転送速度10Gbpsの新ストレージインターフェイスM.2に対応するほか、CPUのオーバークロックや、PCI-Expressのレーン分割によるマルチグラフィックスカードをサポートする。
「GAMING Series」のエンブレムがデザインされたヒートシンク。“MSI”ロゴにはクリアパーツが採用され、起動時にはLEDが発光する | |
Intelの最新チップセットIntel Z97 Express。M.2インターフェイスを利用すれば、頭打ちだったストレージ性能を大幅に引き上げることができる | |
チップセット用ヒートシンクは都合4本のネジで固定。サイズは実測で、W58×L90×H7mm |
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR3×4本で、最大32GBまで増設可能。ちなみに検証機の「Click BIOS 4」には動作クロック3,200MHzまで設定が用意されていた。
メモリスロットはCPUソケット側からDIMM1/DIMM2/DIMM3/DIMM4の並び。2枚実装の場合には、DIMM1/DIMM3の使用が推奨されている | |
「Click BIOS 4」に用意されているメモリクロック設定。800~3,200MHzまで17段階から選択できる |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express3.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×4の計7本が用意され、マルチグラフィクスは、3-Way AMD CrossFire-X、または2-Way NVIDIA SLIに対応する。
マルチグラフィックスで主に使用される上2本のPCI-Express(x16形状)スロットには、エアフローを考慮して2スロット分の空きスペースを設けられている |
ストレージインターフェイスは、チップセット標準のM.2(10Gbps)×1、SATA3.0(6Gbps)×6に加えて、ASMedia「ASM1061」によるSATA3.0(6Gbps)×2の計9ポート。ただし、M.2スロットを使用する場合には、チップセット接続のSATA5/6が専有されるため、最大ストレージ台数はM.2使用時が7台、SATAのみの場合は8台となる。
PCI-Expressスロットの間に用意された、M.2(10Gbps)スロット。全長42/60/80mmの3種類のストレージを搭載できる | |
SATA3.0(6Gbps)は計8ポートで、RAIDレベルは0/1/5/10に対応。なお一番左のSATA7/8はASMedia「ASM1061」により増設され、RAID機能は実装されていない |