「Z97 GAMING 7」実動チェック

ここからは「Z97 GAMING 7」を実際に起動させて、検証を進めていくことにしよう。ちなみに今回テストで使用したのは、Haswell Refreshの上位モデルIntel Core i5-4690（4コア/定格3.50GHz/TB時3.90GHz/L3キャッシュ6MB/TDP84W）。CPU倍率は固定されているため、「OC Genie 4」や手動によるオーバークロック検証は見送ることにした。

	今回の検証で使用したのは、Haswell Refreshの上位モデルIntel Core i5-4690
「CPU-Z 1.69.2」の結果。CPUチューニングには対応しないものの、TurboBoost機能により最高3.90GHzまでクロックが上昇する
メモリ系タブを確認。今回はDDR3-2400MHzに対応するCORSAIR「CMY8GX3M2A2400C11R」を使用しているが、XMPを有効にするだけで問題なく動作させることができた

エンブレムがデザインされた新「Click BIOS 4」をチェック

「Z97 GAMING 7」の制御プログラムは、「GAMING Series」のエンブレムが大きくデザインされたインタラクティブUEFI「Click BIOS 4」を採用する。基本的な項目や操作に大きな違いはないが、トップ画面に「XMP」ボタンや「My Favorite」ボタンが追加され、項目へのアクセス性はさらに向上している。なおUEFIの各項目は、バージョンによって異なる可能性がある点には留意してほしい。

「GAMING Series」のドラゴンがデザインされたブートアップ画面。この画面で「DEL」キーを押せば「BIOS Setup」、「F11」キーを押せば起動ドライブを選択できる「Boot Menu」画面に移行する
中央にエンブレムを配置した「GAMING Series」バージョンの「Click BIOS 4」。画面左上には「XMP」ボタンが追加され、より簡単にオーバークロックメモリを扱えるようになった
項目上で右クリックを押すと「My Favorite」に登録可能。呼び出しは画面右上の「ハート型アイコン」から行うことができる
システムのステータス確認や設定を行うことができる「SETTINGS」画面	「SETTINGS」→「Advanced」→「Integrated Peripherals」で、オンボードデバイスの設定が可能。拡張カードの動作が不安定な場合、競合するアイテムを「Disabled」にすると改善されることがある
各種チューニング項目が並ぶ「OC」画面	「Memory Try It!」では、レイテンシと動作クロックを選択してより高クロック動作に挑戦できる
CPU、メモリ、GPUなど電圧設定項目も詳細に用意され、「K」シリーズと組み合わせればピーキーなチューニングにも対応する	BIOS ROMのアップデートや保存を行う「M-FLASH」画面
プロファイルはROM内に6つまで登録可能。またUSBメモリへのプロファイルの保存や読込にも対応する	「Hardware Monitor」画面には、温度に連動してファンの回転数を調整できる、高機能ファンコントローラを搭載
	PCケースを開けることなく、各ポートやスロットの接続状況を確認できる「Board Explorer」画面