エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.327
2014.05.17 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
新生FFXIVベンチマークの各電圧の変化状況 | |
新生FFXIVベンチマークの各電圧の最大/最小/平均値 |
新生FFXIVベンチマークの傾向は、3DMarkと同じで、+12Vはデーターロード時に若干変動している以外は、綺麗なフラットになっている。なお、+3.3Vが激しく変動しているところも同じだ。最小値が3.300Vを下回ることはなかったので、PC動作に不安はないが、ちょっと気になるところだ。
最後は「Battlefield 4」を描画設定「最高」のフルHDで、2時間ほどじっくりとプレイ。ストレステストやベンチマークと違いUSB接続のマウスやキーボードによるキャラ操作やネットワークアクセスなどが行なわれるため、実動時の挙度がわかるテストの本命だ。なお、消費電力はゲームシーンで変わるが平均で325W、最大で348Wになっていた。
Battlefield 4の各電圧の変化状況。波形は1時間分になっている | |
Battlefield 4の各電圧の最大/最小/平均値 |
+12V、+3.3V、+5Vとも波形はド安定になっている。CPUとGPUの安定動作のキモとなる+12Vの最小値は2時間真剣に戦場を駆け巡ったが12.000Vを切ることはなく、概ね12.096Vを安定出力し、瞬間的に12.000Vになる感じだった。3DMark&新生FFXIVでブレが出ていた+3.3Vも安定している。
テストによって波形にブレが出るシーンもあったが、+12V、+3.3V、+5Vを安定出力。ハイエンドGPUのグラフィックスカードを搭載したゲーミングPCにも安心して使える品質と言える。もちろん、「V Semi-Modular」シリーズは、Haswell対応なので最新CPUの「Haswell Refresh」と「Intel 9 Series Chipset」搭載マザーボードにも安心して使える。この機会にPC一式を考えている人は、高い安定性に奥行きが140mmとコンパクトな「V Semi-Modular」シリーズはねらい目だ。