エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.328
2014.05.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、ここまで「VAPOR-X R9 270X」の外面をアチコチ眺めてきたが、いよいよそのパフォーマンスチェックへと移っていこう。テストにあたっては、SAPPHIREによるオーバークロックの効果を測る意味で、出荷時のクロックと同時に定格クロックを再現、2本立てでベンチマーク計測を行うことにした。定格クロックは、同社によるオリジナルユーティリティ「TriXX OC Utility V4.8.2」を使用し、定格レベルへと動作クロックを調整している。なお、テストに使用した環境は以下を参照していただきたい。
まずベンチマークテストの第一弾は、定番の3Dベンチ「3DMark」から。プリセット設定はDirectX 11対応の「Fire Strike」のほか、最高レベルの負荷環境を想定した「Fire Strike“Extreme”」を選択している。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
リファレンスとのクロック差はそれほど大きくはないものの、「Fire Strike」では7~8%、より負荷の大きい「Fire Strike“Extreme”」では8%以上のスコア差をつけている。メモリ周りも合わせ、「VAPOR-X R9 270X」は出荷時からなかなかバランスよくチューンされているようだ。