エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.332
2014.06.01 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
メモリスロットは、デュアルチャンネル対応のDDR3×4構成。最大32GBまで増設可能で、動作クロック3,200MHzのオーバークロックメモリもサポートしている。
メモリスロットは、CPUソケット側からDDR3 4/DDR3 2/DDR3 3/DDR3 1の順にナンバリング。デュアルチャンネル動作の場合、偶数もしくは奇数同士のスロット使用が推奨されている | |
「UEFI DualBIOS™」に用意されたメモリクロック設定。最大3,200MHzまでのメモリをサポートしている |
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x8/x16形状)×2、PCI-Express2.0(x1)×3の計7本を装備。PLX Technology製のPCI Expressスイッチチップ「PEX8747」により、PCI-Express3.0(x8)×4構成の4-Way SLI/Quad CrossFireXを構築できる。
なお、3レーンのPCI-Express2.0(x1)はチップセット側から出力されており、こちらはPLX製スイッチチップ「PEX8605」を介して動作している。
PCI-Express3.0(x16/x8)を4本備え、4-Way SLI/Quad CrossFireXのマルチグラフィックス環境を構築できる | |
PLX Technology製PCI Expressスイッチチップ「PEX8747」 | こちらはPCI-Express3.0対応のレーンスイッチチップ、Asmedia「ASM1480」 |
ストレージインターフェイスはIntel Z97 ExpressによるSATA3.0(6Gbps)×6と、Marvell「88SE9172」による×4の計10ポートを搭載する。さらにチップセット側には次世代インターフェイスのSATA Expressポート×1(SATA 4/5番ポートと排他利用)も備え、将来的には10Gb/sの高速転送に対応するSATA Expressデバイスを接続することができる。
また、一方でIntel 9シリーズにおけるもう1つのトピックである、M.2スロットは搭載が見送られた。1枚で手軽に高速ストレージが利用できるM.2に対応しないのは残念だが、その点はより高速なSATA SSDによるRAID 0の構築でカバーしようということなのだろう。なお、RAIDレベルはチップセット側がRAID 0/1/5/10、Marvellチップ側がRAID 0/1に対応している。
計10ポートものSATA3.0ポートを搭載する。右側の灰色ポートがMarvellチップ、左側の黒色ポートと中央がチップセットから出力されている |