エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.332
2014.06.01 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
「GA-Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」では、ゲーミングシーンに欠かせないオーディオ機能に特に力が入れられている。世界初のクアッドコアオーディオプロセッサ「Creative Sound Core3D」を搭載するほか、ニチコン製音響用コンデンサ「Muse ES」、PCB基板レベルでデジ・アナ回路を分離する「Audio Noise Guard」を実装。総合して「G1™ Audio」と呼称する、マザーオンボードのオーディオ機能とは思えないほど贅沢な機構にまとめられている。
また、リアルなサラウンド効果が味わえる「Creative SBX PROSTUDIO Audio Suite」が同梱されており、ハード・ソフト両面で隙のない構成を実現。600Ωのハイインピーダンスヘッドホンを駆動させる「Gain Boost」にも対応、音を重視するゲームユーザーにとっては垂涎のモデルといえる。
ハイエンドらしい充実したバックパネルインターフェイス。多数のUSB3.0ポートやグラフィックスを備え、有線LANも豪勢にデュアル搭載している |
バックパネルインターフェイスからも「GA-Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」の充実した機能をうかがい知ることができる。USB3.0×6、PS/2×1などのほか、画面出力はDVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×1の3系統を装備。オンボードグラフィックスによる3画面表示に対応するのはもちろん、HDMIポートから4K解像度(4,096×2,160ドット)を出力することもできる。
そして左端には「GIGABYTE USB DAC-UP」と称する黄色のUSBポートを搭載している。これは安定した低ノイズの電力を供給するUSB DAC向けポートで、外部オーディオにこだわる人には嬉しいポイントだろう。
また、有線ギガビットLANは、「G1™ Gaming」シリーズが共通で採用するQualcomm Atheros製コントローラ「Killer E2201」にIntelチップをプラス。デュアルギガビットLAN構成とすることで、低遅延かつ広い帯域幅が欲しい時はKiller NICを、安定性重視の場合はIntelチップをそれぞれ選択できるようになっている。
「G1™ Gaming」シリーズが採用する、Qualcomm Atheros製コントローラ「Killer E2201」。CPU負荷を減らすための高度な割り込み処理やジャンボフレームに対応、オンラインゲームや動画配信に威力を発揮する |