テストに重宝する「クイックボタン」に「BIOSスイッチ」

続いては、基板上に搭載されている便利やスイッチ・ボタンをチェックしてみよう。「GA-Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」には、従来のハイエンドモデル同様、バラック状態でも基板上から「電源」「リセット」「CMOSクリア」操作ができる「クイックボタン」が搭載されている。
　これらは基板の右上端にまとめて配置されており、その隣にはコア電圧やメモリ電圧をテスタで測定できる「電圧測定ポイント」、マザーボードの状態を判別できる「Debug LED」も実装されている。

バラック状態でのテストに便利な「クイックボタン」。電源のON/OFFやリセット、CMOSクリアを手軽に実行できる
GIGABYTEのDual BIOS™技術に準拠し、2基のBIOSチップを搭載。メイン（下）とバックアップ（上）に分かれており、不具合が発生しても自動的にリカバリーしてくれる	こちらはBIOS ROMの動作を切り替えられる「BIOSスイッチ」。右側が起動ROMをメインとバックアップから選択できるスイッチで、左側のスイッチでは「Dual BIOSモード」と「Single BIOSモード」を切り替えることができる

コネクタ・ピンヘッダをチェックする

各種コネクタやピンヘッダをチェック。電源コネクタはATX 24pin+CPU 8pin構成だ
	こちらはPCI-Express（x16）へ電源を供給する拡張電源コネクタ。マルチグラフィックス環境で動作が不安定になる場合に接続する
USBやオーディオなど、フロントコネクタ用のピンヘッダは下部に実装。フロントパネルスイッチ用のピンヘッダは右端に備える

搭載パーツ＆チップ群を総ざらい

外観チェックの総仕上げとして、最後に基板上の気になるパーツやICチップ群をまとめてチェックしてみよう。

低遅延なゲーマー御用達NIC、Qualcomm Atheros「Killer E2201」。これに加え、信頼性に定評のあるIntelチップも実装している
SATA3.0（6Gbps）コントローラ、Marvell「88SE9172」	ルネサスエレクトロニクス製のUSB3.0 Hubコントローラ「μPD720210」
HDMI/DVI出力チップ、ASMedia「ASM1442K」	NXP製HDMI/DVIレベルシフター「PTN3360DBS」
I/OコントローラITE「IT8620E」「IT8790E」
デジタルPWMコントローラ「IR3570A」「IR3580A」