ZALMAN「ZM-M1」外観スタイルチェック

ZALMAN「ZM-M1」最大の特徴である「2段構造シャーシ」。このキーワードを念頭に、外観スタイルからチェックを開始しよう。内外装共にブラックに塗装された「ZM-M1」は全体に落ち着いた印象。コンパクトながら意外にもオフィスユースまで考慮しているのかもしれない。

開閉扉と着脱フィルタを備えたフロントパネル

Mini-ITX対応のミニタワーPCケースという、比較的選択肢の少ないバンドに登場した「ZM-M1」。フロントパネルに正対してじっくりと観察してみると、長方形ではなく四つ角が斜めにそれぞれカットされている事が分かる。つまり四角形ではなく正確には八角形なのだ。
　PCケースの顔となるフロントパネルはプラスチック製で、ZALMANのロゴがあしらわれたパネルは、表面にヘアライン調のアルミニウムパネルが貼り付けられ、高級感のあるフロントフェイスに仕上げられている。

真正面から見た「ZM-M1」。およそ3分の2は通気口のメッシュ仕様、3分の1はアルミニウムパネルで構成されている。フロントアクセスポート類やPOWERスイッチ等は上面にあるため、フロントパネルは実にシンプルなデザイン
アルミニウムパネル部は開閉ドア。上部中央でプッシュロックされ、可動部分は歯車を用いた蝶番装置が使われており、スムーズかつゆっくりとドアが開く
通気口仕様のメッシュパネルも、上部中央でプッシュロックされた着脱式。内部には標準装備品の120mm口径ファンが搭載されている
完全に取り外しができる防塵フィルタ。プラスチック製なので、汚れが酷い場合は水洗いができる	フロントトップ中央はPOWER LEDが内蔵されていた
フロントパネルは左右各3つのツメでシャーシに固定。両サイドパネルを取り外す事で、シャーシから分離できる。なお通常の組み込みを行う上で、フロントパネルを取り外す必要はない

通気口が設けられた両サイドパネル

両サイドパネルは、左右対象のデザインを採用。いずれもハンドスクリュー2個で固定されている。またマザーボードトレイの高さに合わせ、両側面にはメッシュ仕様の通気口が装備されていた。なお内部を眺めて楽しむアクリル窓の採用は見送られている。

長方形の通気口が設けられた、左右サイドパネル。左サイドパネルのみ下部に「M1」のロゴがあしらわれている
	通気口部分には防塵フィルタを装備。ただし基本的には着脱ができるような設計ではない