エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.333
2014.06.11 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
イマドキのPCケースはPCケースの上に物が置けない。これは、多くのPCケースのトップパネルが冷却ファンの通気口になっているためだ。電源ユニットがボトムマウントになり、トップ部に空きスペースができた。ここに排気用の冷却ファンをマウントさせるスタイルが主流になり、実の多くのPCケースがメッシュ仕様になっている。
「ZM-M1」も例外ではなく、防塵フィルタが装着された通気口が、トップパネル面積の多くを占めている。
トップパネルはプラスチック製。その多くは冷却ファンのエアフローを確保すべく、メッシュ仕様になっている | |
トップ両側面にある通気口風のスリットはダミー。穴は塞がれており、機能的な役割はない | |
トップパネルは着脱が可能。リア側2つのハンドスクリューを外し、スライドさせるだけ。フロントトップのアクセスポート裏からはケーブルが伸びている |
「ZM-M1」のPOWERスイッチおよびアクセスポート類は、フロント寄りトップ部にレイアウトされている。右側2つのスイッチは順にPOWERスイッチとリセットスイッチ、左側にはUSB3.0ポート×2、マイク×1、ヘッドホン×1が並ぶ。
フロントトップのアクセスポートおよびスイッチ類。左から順にUSB3.0×2、マイク×1、ヘッドホン×1、リセットスイッチ、POWERスイッチ |
ボディをひっくり返し、ボトム面をチェック。ご覧の通り、四隅に滑り止めゴム製のインシュレーターがあるのみで、特別な細工はない。なおカットされた両端にはスリットが確認できる。上面スリットは単なるデザインだが、下部はボトムマウントの電源ユニット搭載ファン用に、通気口の役割を果たしている。
四つ角に滑り止めゴムインシュレーターが装着されたボトム面。切り落とされた両端はスリット構造で、電源ユニットの冷却ファン用通気口の役割を果たしている |
リアパネル部をチェックすると、おおよそ内部構造が想像できる。上部には120mm口径ファンがマウントされ、その下にはバックパネルI/Oが横方向にレイアウト。さらに右側縦列には2本の拡張スロットがある事から、マザーボードはPCケース中段やや下部に、横置きマウントされる事が分かる。また最下段には電源ユニットのマウントスペースが割り当てられている。
リアパネルから内部構造をおおよそ読み解く。「2段構造シャーシ」を採用するため、マザーボードは一般的な縦置きではなく、横置きレイアウトが採用されている |