エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.336
2014.06.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「ナロー型放熱フィン」および「ローダウン」デザインが特徴の「Nic L31」。テストセッションに向け、マザーボードへの取付が完了したところで、メモリスロットのクリアランスをチェックしよう。
メモリスロットにはみ出さない、ヒートスプレッダ付きオーバークロックメモリとの共存を設計思想とするだけあり、真横から眺めると冷却ファンがメモリスロットへ干渉していない事がひと目で分かる。これまで同一コンセプトのCPUクーラーを複数扱ってきたが、これほど明確にクリアランスが確保できているモデルは少ないのではないだろうか。
メジャーで計測するまでもなく、メモリスロットから少し離れたところで固定される「Nic L31」。これならばメモリの選択に悩む事はまったくない | |
大型ヒートスプレッダ付きメモリと見事に共存を果たしたナロー型放熱フィンデザイン。しかし冷却機器としての真価が問われるのはここからだ |
「Nic L31」には兄貴分「Nic L32」も同時発売されている。「Nic L31」に比べヒートシンクが20mm高く、搭載ファンもひと回り大きい140mm口径モデルがチョイスされている。なおヒートシンクがナロータイプである事は「Nic L31同様。つまり「非ローダウン」で、もうワンランク上の冷却性能、さらにPCケースの搭載スペースに余裕がある場合は、積極的にチョイスしたい。
Thermaltake「Nic L32」(型番:CL-P001-AL12RE-A) 市場想定売価税抜3,480円前後(発売中) 製品情報(Thermaltake)(株式会社アスク) |