エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.337
2014.06.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「ZBOX OI520」(型番:ZBOX-OI520-J) 市場想定売価60,000円台(6月下旬発売予定) 製品情報(ZOTAC/株式会社アスク) |
Intel NUCの登場以降、自作市場において急速に普及したコンパクトベアボーンキット。メーカー各社から様々な製品が登場しているが、その多くは長方形型の画一的なデザインが採用されている。そんな市場を打破すべく、このほどZOTACからリリースされたのが、“オーブ”を連想させる球形デザインの「ZBOX OI520」(型番:ZBOX-OI520-J)だ。
イエローとブラックを基調としたパッケージ。ちなみに今回編集部に届けられたのは500GB HDDと4GBメモリを標準装備する「PLUS」モデル |
筐体カラーはシックなマットブラックで統一され、起動時に発光する斜めのブルーLEDラインが高級感を演出。さらに電源ボタンを含めインターフェイス類をすべてフロントから排除することで、球形デザインをさらに印象的なものにしている。
パッケージ背面にはリアインターフェイスの情報が記載。ちなみにパッケージサイズは実測で、W247×D193×H192mm | 外箱を開けると紙製の緩衝材に保護された「ZBOX OI520」が姿を表す。付属品は、封筒とダンボールの小箱に小分けされていた |
続いてスペックを確認すると、プロセッサにはチップセット機能を内蔵するULT版Haswellこと、Intel Core i5-4200U(2コア/4スレッド/1.6GHz/TB時2.6GHz/キャッシュ3MB/TDP15W)を採用。GPUコアはIntel HD Graphics 4400で、メモリはDDR3 1,600MHzのSO-DIMM×2(最大16GB)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×1とmSATA(6Gbps)×1に対応し、デュアルドライブもサポートされるなど、なかなかパワフルな構成だ。
ストレージは2.5インチドライブとmSATAを搭載可能。メモリは2スロット用意されデュアルチャネルに対応する |
またインターフェイスは、USB3.0×4、USB2.0×3、SDカードリーダー、音声入出力×2で、ディスプレイ出力は、HDMI×1、DisplayPort×1の2系統。ネットワークはギガビット有線LANの他、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.0が標準装備され、コンパクトPCながら拡張性にも妥協はない。