エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.341
2014.07.16 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
メモリスロットはデュアルチャンネルに対応するDDR3×4を実装。3,200MHz動作のオーバークロックメモリをサポートしており、最大32GBを実装できる。
メモリスロットは、CPUソケット側からDDR3 4/DDR3 2/DDR3 3/DDR3 1の順に並んでいる。クロックは最大3,200MHz、容量は32GBまで実装可能だ | |
「UEFI DualBIOS」に用意されたメモリクロック設定。手元のテスト環境では最大3,000MHzまでクロックを上げることができた |
「GA-Z97X-Gaming 7」が実装する拡張スロットは、合計で7本。PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8/x16形状)×1、PCI-Express3.0(x4/x16形状)×1とPCI-E3.0を3系統を備え、2-WAY SLIおよび3-WAY/2-WAY CrossFireXのマルチグラフィックス環境を構築できる。さらにPCI-Express2.0(x1)×3に加え、PCI×1を実装。旧来の拡張カードを絡めた、幅広いカード構成に対応できる点も強みだ。
ゲーミングモデル必須のマルチグラフィックスのサポートはもちろん、新旧どちらの拡張カードも利用できる多様性が確保されている |
冒頭述べた通り、ストレージインターフェイスの充実はこのモデルの魅力でもある。すでに実用段階に入っている10Gbps転送のM.2×1のほか、対応デバイスの発売が待たれる次世代SATA SATA Express×1を合わせて実装。ボトルネックとなりつつある、SATA3.0(6Gbps)超えの高速ストレージ環境をオンボードで構築できるというワケだ。
さらに主力のSATA3.0(6Gbps)は、Intel Z97 Expressによる6ポートに加えてMarvell「88SE9172」による2ポートの合計8ポートを搭載。それぞれオンボードRAID(Intel:RAID 0/1/5/10、Marvell:RAID 0/1)もサポートしている。これ1台で済ませたい、という主力マシンとしての要求にも十分応えてくれるだろう。
IntelチップとMarvellチップを合わせ、計8ポートのSATA3.0(6Gbps)を実装。近い将来に登場する次世代SATAポート「SATA Express」も備えている | |
M.2×1も実装する。ちなみにM.2とSATA Express、SATA3.0 4/5ポートは、仕様上排他利用になっている |