エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.345
2014.08.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは「Z97E-ITX/ac」の構成エリアを順を追って眺めていく。特に安定動作を左右する、CPUソケット周囲の堅牢な電源回路は必見だ |
デジタル制御による「Z97E-ITX/ac」の電源回路は、Mini-ITXマザーボードでは珍しい6フェーズ構成の堅牢仕様。搭載コンポーネントは、すべて独自の品質基準「Super Alloy Technology」に準拠した高品質パーツで固められている。高磁性かつ高耐熱な「プレミアム合金チョークコイル」や2つのダイをスタックして面積を拡大した「デュアルスタックMOSFET」のほか、他社製ハイエンドマザーボードより20%長寿命というニチコン製の高耐久コンデンサ「プラチナコンデンサ」など、枚挙にいとまがない。安定動作や高負荷時の信頼性は一級品だ。
“Devil’s Canyon”などK型番のCPUチューニングに対応する、Intel 9シリーズ最上位チップIntel Z97 Expressを搭載している。上位CPUを核とした小型のハイエンドシステムを構築するもよし、“Pentium Anniversary”で手頃なオーバークロック環境を構築するもよし、多彩なニーズに対応可能だ。
Intel 9シリーズ最上位チップ「Intel Z97 Express」。手軽にCPUチューニングが楽しめる | |
チップを覆うヒートシンクは、実測値で37mm×40mmといったところ。こちらは電源周りとは異なり、プッシュピンで固定されていた |