3画面出力もできる、フルサイズ顔負けのバックパネルインターフェイス

大掛かりな増設が難しいMini-ITXモデルだけに、バックパネルインターフェイスの充実ぶりは使い勝手に直結する要素だ。その点で「Z97E-ITX/ac」の装備はもはや十分。USB3.0×4、USB2.0×2と過不足のないUSBポートを備えているほか、画面出力はDVI-I、HDMI、DisplayPortの3系統を搭載。オンボードによる4K解像度出力や3画面同時出力をサポートしている。さらにHDMI入力をパススルー表示できるASRock HDMI-In（HDMI入力）も実装、ゲーム機の画面をPCのディスプレイに表示させることも可能だ。

ATXサイズのエントリーモデルを軽く凌駕する、充実のバックパネルインターフェイス。画面出力やUSBポートほか、IntelチップによるギガビットLANポートも並んでいる

搭載チップ・コネクタ群をまとめてチェック

画像セッションの最後は、基板上に散りばめられたチップやコネクタの類をまとめてチェックしていこう。

オーディオコントローラRealtek「ALC1150」。8ch出力、DTS Connectに対応している
	オーディオ回路のコンデンサには、ニチコン製の音響コンデンサ「ファインゴールドシリーズ」を採用。すぐ横にはTI製ヘッドホン用オーディオアンプ「NE5532」が実装されている
I/OコントローラNuvoton「NCT5573D」	PWMコントローラ「ISL6379」
標準で搭載されている、無線LAN・Bluetooth対応の無線モジュール	ソケット式を採用するBIOS ROM
電源コネクタは一般的なATX 24pin+CPU 8pin仕様だ
	基板上のピンヘッダにより、バックパネル以外にUSB3.0×2、USB2.0×4を追加できる