エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.345
2014.08.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
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制御プログラムに「インタラクティブUEFI」を採用するASRock 9シリーズ。ここからは実際に稼働させ、その挙動を確認していこう |
ここからは「Z97E-ITX/ac」でシステムを組み上げ、その挙動をベンチマークで確かめていく。テストにあたっては、“Devil’s Canyon”ことHaswell Refresh世代の最上位CPU「Core i7-4790K」を用意し、ASRockのチューニングツール「A-Tuning utility」で動作モードを切り替えつつ検証を行った。
具体的には、「Performance Mode」からコアクロック4.6GHz/GPUクロック1,600MHzへとチューンした高クロック(OC)モードと、「Power Saving」を選択した4.2GHz/1,250MHzの省電力モード、そして定格の4.4GHz/1,250MHzをそれぞれ比較してみることにした。なお、CPU以外のテスト環境は以下を参照のこと。
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定格動作時の挙動を「CPU-Z」と「GPU-Z」でチェック。CPUクロックは4.4GHz、GPUクロックは1,250MHz(メモリ800MHz)で動作していた | |
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ASRockのチューニングツール「A-Tuning utility」のプリセットを使用、簡易のオーバークロックを試してみることに | |
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CPUクロックを4.6GHz、GPUクロックは1,600MHzに設定する。なおCPUは4.7GHz設定も可能だったが、逆にスコアが低下してしまったため、こちらの設定で計測を行った |
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簡易の“OCモード”では、設定通りコアクロック4.6GHz/GPU1,600MHzで動作している。どの程度の伸びしろがあるのだろうか | |
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こちらは逆に省電力仕様のパフォーマンスをチェックすべく、ツールから「Power Saving」を選択。CPUは4.2GHzで動作しているが、GPUの方は1,250MHzと変化がない | |
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ADATA「Premier Pro」シリーズ「ASP900NS34-128GM-C」 実勢売価8,280円 製品情報(マスタードシード株式会社) |
SATA3.0(6Gbps)接続の格安モデルで、公称値最大読込550MB/s、最大書込530MB/s。実測でも十分な速度を発揮している |
そしてせっかくスロットがあるのだから、とM.2 SSDの使用感もチェックしてみることに。7月半ばにADATAから発売された「ASP900NS34-128GM-C」をマスタードシード株式会社から借り受け、「CrystalDiskMark 3.0.2」によるベンチマーク計測を行った。
SATA3.0(6Gbps)接続のモデルだけに派手さはないが、公称値の最大読込550MB/s、最大書込530MB/sに近い数値をしっかりマークしている。10Gbps転送に対応するPCI-Express接続のモデルであれば、さらに高速ストレージの恩恵を受けることができるだろう。