エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.345
2014.08.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ベンチマークテストの先頭は、CPUパフォーマンスの検証では定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」だ。
CINEBENCH R15 |
省電力モードのシングルコア時にガクリとスコアを落としているのが目につくが、これはアイドル時と同じ800MHzで動作しているためだ。そもそもシングルコアしか働かない低負荷状態では、あえてクロックを低く固定する仕様になっているということで、理にかなった挙動と言える。
その一方でマルチコア時にはCPUコアの性能差を反映し、OCモードでは8%以上スコアが向上。逆に省電力モード時では5%ほど低下しているため、シーンに応じて使い分けを考えたい。
続いてはグラフィックスへの影響を確認するべく、3Dベンチマークの大定番「3DMark」のテスト行った。計測にあたってはオンボードグラフィックスのテストであることを考慮して、プリセットは「Cloud Gate」と「Sky Diver」を選択している。
3DMark:Cloud Gate | |
3DMark:Sky Diver |
GPUクロックについては定格・省電力モードともに同クロックなはずだが、一貫して定格時の方がGraphics Scoreでも優越している。一方1,400MHzへとクロックアップしたOCモードでは、差が6%前後に拡大。ワンタッチで実現するスペックアップには十分だろう。また、CPUが影響するPysics Scoreはクロック差に応じて向上しており、最大で10%以上の差が出ているようだ。