エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.346
2014.08.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE「GV-N75TWF2BK-2GI」 実勢価格20,000円前後(発売中) 製品情報(日本ギガバイト/CFD販売株式会社) |
GIGABYTE 9シリーズマザーボードで、初めて導入された「BLACK EDITION」レーベル。すべての製品に168時間(7日間)に及ぶサーバーグレードの負荷テストを義務づけることで、これまでの製品を超える“超耐久”を実現しているのは、「GA-Z97X-Gaming G1 WIFI-BK」のレビューで解説した通り。この「BLACK EDITION」に対応する初のグラフィックスカードが、今回の主役「GV-N75TWF2BK-2GI」だ。
VGAクーラーのメタルカバーには、「BLACK EDITION」を証明するロゴがデザインされている |
GPUにはNVIDIAの人気ミドルレンジGeForce GTX 750 Tiを採用。VGAクーラーは、80mmデュアルファンと、φ8mmの極太ヒートパイプを組み合わせた「WINDFORCE(TM) X2」が実装され、高い冷却性能と静音性を両立。さらに「Ultra Durable(TM) 2」準拠の高効率コンポーネントを実装することで、電源回路の発熱を抑制し、安定動作を可能にしている。
168時間に及ぶ過酷な負荷テストをクリアした製品のみに与えられる、「BLACK EDITION」の称号 | |
GIGABYTEのミドルレンジGPUではおなじみのスタイル「WINDFORCE(TM) X2」を搭載する | 台湾・南平工場での負荷テスト実施を保証する証明書も同梱される |
また高い冷却性能と高効率コンポーネントを活かし、GPUコアクロックは、ベースクロック1,162MHz(リファレンス1,020MHz)、ブーストクロック1,242MHz(同1,085MHz)へとチューニング済み。さらに6pin×1のPCI-Express補助電源コネクタも用意され、電力不足を気にすることなくチューニングが行える点も、パフォーマンス重視派には大きなメリットになるだろう。ちなみにコアクロック以外のスペックはリファレンス準拠で、メモリクロック5,400MHz、メモリバス幅は128bitで、GDDR5 2GBメモリを搭載する。
アイドル時はコアクロック135MHz、メモリクロック800MHz(200MHz×4)まで動作クロックが低下。一方高負荷時には、GPU Boost機能により、コアクロックは最大1,320MHzまで引き上げられる |