メモリ非干渉デザインの新たな選択肢、サイズ「無限大」
メモリとの干渉を抑えるため“ナローフィン”の採用が進む中、サイズが取った「オフセット設計」という手法はなかなかに巧妙だ。定格運用はもちろん、電圧を盛ったオーバークロック状態でも充分な冷却性能を実現しつつ、オーバークロックメモリとの共存が可能。さらに冷却ファンを追加することで、さらにパフォーマンスを向上できる伸びしろも用意されている。
またミラー加工のトップフィンや、ヒートパイプのニッケルメッキなど、これまでにない高級感にこだわった演出も特徴。にも関わらず、価格はハイエンドモデル最廉価レベルに抑えられ、多くのユーザーが手に取ることができるよう配慮されている。連日の猛暑が続く中、冷却不足でPCの不調を感じるユーザーも少なくないと思うが、「無限大」であれば、最小限の投資で最大限の効果を発揮することができるだろう。
【静音性】 5.0ポイント
定格運用であれば高負荷時でも最高回転に達することはなく、騒音は気にならないレベル。また140mmの大口径ファンの採用により、オーバークロック時でも回転数は控えめで、静音型CPUクーラーと言っていいだろう。
【冷却性能】 5.0ポイント
冷却が難しいHaswellを、余力を残したまま60℃前半に抑えこむ冷却性能はさすが。コア電圧を盛ったオーバークロック時でも、実運用に不安はなく、空冷クーラーでは間違いなくトップクラスのパフォーマンスを備えている。
【取り付け易さ】 4.5ポイント
サイズおなじみの「ブリッジリテンション」の取り付け方法は極めてシンプル。ただし、電源周りに大型ヒートシンクを備えるマザーボードでは、レンチでの固定が難しく、装着時に長めのドライバが必要になるため、今回は0.5ポイント減点した。
【コストパフォーマンス】 4.5ポイント
冷却性能を重視した大型CPUクーラーで、5,500円前後という価格のコストパフォーマンスは良好。デュアルファン用のリテンションも付属され、ファンの購入のみで冷却性能を引き上げられるのもポイントだ。
サイズ「無限大」総合評価 |
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協力:株式会社サイズ