エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.349
2014.08.19 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
Phanteks Enthoo Luxe Full Tower Chassis PH-ES614L_BK(ブラック/市場想定売価税抜18,500円) PH-ES614L_WT(ホワイト/市場想定売価税抜19,800円) 製品情報(Phanteks) |
今回取り上げるPhanteksブランドの「Enthoo Luxe Full Tower Chassis」(以下:Enthoo Luxe)は、エンスージアスト向けの新型フルタワーPCケース。Phanteksが自作をこよなく愛する”自作マニア”に贈る、”自作マニアが作った”自信作だ。
今年開催された「COMPUTEX TAIPEI 2014」期間中、プライベートブースを構えたPhanteksは、複数の新型PCケースを披露した。いずれのプロトタイプもPhanteksらしい、エンスージアストに向けられたものばかり。CEOのJESSON TANG氏とプロダクトマネージャーのBoon Tuoh Khor氏は生粋の自作好きで、熱心に各モデルのプレゼンテーションを行った。
「COMPUTEX TAIPEI 2014」期間中に話を聞いた、業界屈指のエンスージアスト、CEOのJESSON TANG氏(右)とプロダクトマネージャー Boon Tuoh Khor氏(左) |
そんなPhanteksのプライベートブースでお披露目されていたのが、新作「Enthoo Luxe」だ。以前詳細検証をお届けした第1弾「Enthoo Primo Ultimate Chassis」、そして第2弾「Enthoo Pro Full Tower Chassis」に続く、国内市場では3モデル目となるフルタワーPCケース。既存モデルの評価が高かった注目のメーカーだけに、心待ちにしていた自作派も少なくないだろう。
発売を目前に控えた7月末。編集部には「Enthoo Luxe」の評価サンプルが到着した。思えばPhanteksブランドのPCケースを取り上げるのは、第1弾「Enthoo Primo Ultimate Chassis」以来のこと。今回検証用にチョイスしたのはホワイトモデル(型番:PH-ES614L_WT)だが、外観スタイルは両者に共通点が多く、フロントフェイスデザインからは、兄弟モデルである事を感じさせる。特に下段の通気孔パネルの意匠は直系モデルである事を意味し、「Enthoo」シリーズの血を引く最新モデルである事は明らかだ。
編集部に届けられたのはホワイトモデル「PH-ES614L_WT」。「Enthoo Luxe」は発光ギミックも備えた期待のフルタワーPCケースだ |