エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.21
2014.08.22 更新
文:GDM編集部 Tawashi
802.11n WiFiやBluetooth 4.0を標準でサポートするなど、ZOTAC製のMini-ITX対応マザーボードにはベアボーン採用を前提とした高性能なモデルが多い |
近日登場予定とされるGeForce GTX 860M搭載モデル「ZOTAC ZBOX EN760」。GeForce GTX 860Mには2種類のGPUが存在するが、採用コアはMaxwellアーキテクチャベースだ |
ZOTAC製グラフィックスカードは3シリーズに分けられる。エンスージアスト向けに人気が高いAMP Editionは強力なオーバークロックが施された人気モデルだ |
こちらはGeForce GTX 780を搭載する「ZOTAC GTX 780 TRIPLE SILENCER AMP Edition 3GB DDR5」。大口径トリプルファンで構成される「TRIPLE SILENCER」クーラーは高い冷却性能を誇る |
ZOTAC主力製品の3本柱は、ブランド立ち上げのきっかけになったグラフィックスカード、ノウハウを活かした小型マザーボード、そしてそれらを使った小型ベアボーンだ。開発・製造はPC Partner、販売やマーケティングはZOTACが担当するという分業体制で、次々と新製品を投入していく。他社のOEMで生産するような当たり前のラインナップではなく、マーケティングチームによって吸い上げられた各国ブランチの意見から、独自の視点で冒険することも忘れないのだ。安定した品質からの意表を付く振り幅、いきなりのサプライズ感は生産力の証左と言うべきか、少なくとも今あれだけ奇抜なミニベアを出せるメーカーは他にないだろう。今後も、クオリティの高い製品を市場に提供し続けてくれるはずだ。