フロントフェイスデザインを引き継ぐトップパネル

トップパネルはフロントパネル同様、素材にはABS樹脂が採用されている。フロントパネルから続く格子デザインは同じく通気孔仕様。シャーシへの固定は2本のハンドスクリューが使用されていた。なおここでは脱落防止ネジではなく、通常タイプのネジだった。

フロントパネル同様、ABS樹脂製で表面の質感を統一させたトップパネル。特徴的な格子デザインは前面から背部へ続く
	装着済み防塵フィルタの固定には、5本のネジが使用されおり、ワンタッチとはいかないものの、取り外す事はできる

今のうちにチェックしておきたいボトム面

組み込み完了後に本体を逆さまにして「何か」が起きてはかなわない。そこで今のうちにボトム面をチェックしておこう。
　冒頭触れたように「Air 240」は縦置きに加え、横置きにも対応できるように設計されている。すなわち設置スタイルによっては、ボトム面が変わる事を意味する。縦置き時に設置面になるボトム面をチェックすると、一般的なPCケースのような楽屋裏の体では無く、トップパネル同様のデザインパネルが装着されていた。つまり、フロントパネル同様、格子と通気孔で構成された”例のデザイン”というワケだ。設置面が変更される可能性があるため、インシュレーターの類いは装着されておらず、付属の「Rubber feet」を使用する事になる。

トップ面と見紛うボトム面。縦置き時は設置面、横置き時は「左サイドパネル」になる
	ボトム面パネルはABS樹脂製。ハンドスクリュー2本で固定されている点も、トップパネル共通だ

内部構造が分かるリア面

内部構造が分かるリア面をチェックしてみよう。特徴的なのは、バックパネルI/Oの固定穴が中央上部にある点。これにより、マザーボードトレイはPCケースの中心縦方向に存在している事が分かる。これを境に、右側上部には80mm口径ファン2基分の増設スペース、さらに下段には横レイアウトの拡張スロットがある。左側上部の通気孔は、2.5/3.5インチ共用シャドウベイのドライブケージ部。その下は縦置きマウントされる電源ユニットの搭載スペースだ。

フロントパネルが「外面」なら、リアパネルはPCケースの内面を現している。特に背面搭載の冷却ファンが80mm口径である点から、コンパクトなCube型モデルである事が分かる