「Fulmo Q ECA3360B-GT（U3）」外観スタイル

ここからはドスパラから借り受けた評価サンプルを使い、実機による検証をスタート。まずはボディ外観デザインから、製品の概要を掴んでおくことにしよう。

ミドルタワーとしては標準的サイズの「Fulmo Q ECA3360B-GT（U3）」。先行発売のブラックモデルに比べると、グリーンのラインをつけるだけでずいぶんと印象が変わる

通気性に優れたフロントパネルデザイン

PCケース選びのポイントとして、フロントパネルデザインを重視する人は多いだろう。そもそも「Fulmo Q ECA3360B-GT（U3）」は、ベーシックなブラックモデルのカラーバリエーション。並行した2本のグリーンラインによるアクセントを加える事で、ガラリと印象の違うフロントフェイスに仕上げられた。
　フロントパネルは5.25インチオープンベイのベゼルを含め、通気性を重視したメッシュ仕様。内部容積は中型クラスだけに、少しでもエアフロー効率を稼ごうという意図が、フロントパネルデザインから読み取る事ができる。

左右2本のグリーンラインがフロントパネル外観の特徴。明るい黄緑色に近いこのアクセントは、某グラフィックスカードメーカーのコーポレートカラーにも似て、実に洗練されている
プラスチック製のフロントパネル、その大部分は通気性を高めたメッシュ仕様。防塵フィルタも装着済みで、ホコリの侵入を未然に防いでくれる
シャーシへの固定は片側3本、合計6本のピン留め式。取り外しはパネル下部を握り、引き剥がすだけ。なおフロントアクセスポート部からは複数のケーブルが接続されているため、断線には注意が必要

フロントアクセスポートとPOWERスイッチ

フロントアクセスポート、POWERスイッチおよびRESETスイッチは、フロントパネル最上部にレイアウトされている。いずれも5.25インチオープンベイ上部に埋め込まれているため、移動はできない。
　装備されるのは、右からPOWERスイッチ、RESETスイッチ、USB3.0ポート×1、ヘッドホン×1、マイク×1、USB2.0ポート×1が並ぶ。

フロントアクセスポートには音声入出力（マイク/ヘッドホン）に加え、USB3.0ポートとUSB2.0ポートを各1口装備